a0001_013026燃費が悪いという理由から、自動車メーカーからもユーザーからも敬遠されている4WD車ですが、降雪、凍結のある山間地や北海道においては、4WDは必要不可欠な駆動方式と言えます。そもそも、路面状況が悪化すればするほど4WDはその威力をいかんなく発揮するのです。制御システムは高価なものから安価なものまで様々ですが、エンジンからの駆動力を4輪全てに伝達させるため、急加速をしない限りは、発進は難しいものではありません。ところが、前輪駆動のFFや後輪駆動のFRが発進しようとすると、スムーズに行かないので4WDはなくてはならない存在です。
先に述べた通り、一口に4WDと言っても、様々は制御システムがあります。前後のパワーバランスを自動調整する電子制御式や、空転を感知したら後輪に駆動力を伝えるというものもあります。前者はスポーツカーなどの高級車、後者はコンパクトカーなどに用いられることが多いですが、前者は、発進、加速共に申し分ありません。だからといって、後者が劣っている訳でもなく、若干のタイムラグはあるものの、FFとは比べ物にはならない安定感があります。
ただし、4輪駆動には前後輪をつなぐプロペラシャフトを始めとした専用パーツが必要となるため、室内空間、重量、コスト面などの犠牲を払う必要性が出てきます。常に安定した発進、加速を求めるには必要不可欠ではありますが、同時に厳しい燃費基準をクリアしなければならないメーカーの思惑もあります。そのためにはプロペラシャフトを廃止し、タイムラグのない電子制御式の4輪駆動システムを確立するべきでしょう。FFと遜色のない燃費性能があれば、需要が増える可能性もあります。

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